第五回
地下十階〜七転八倒・七転八起
MADIは覚えた。4回使える。なんとかなる。体力を回復させ、エレベータで九階に降り、十階へ続くシュートへと飛び込む一行。
最初のブロックでWERDNAのメッセージ*1が表示される。
金の飾り額に記されていたのは、伝言であった。 その言葉は彫りこまれており、さまざまな色に点滅していた。 “わかっておろうが、お前らは主なる魔術士ワードナの領地を侵しておる。 お前らがオレの守りを破ることはできなかろう。 ましてや、オレと戦って、勝とうなどとは夢にも思わんことだ! そこで、あわれなお前らにこんな手がかりを教えて進ぜよう。 コントラ−デクストラ−アベニュー” PS − トレボー サックス
まだWERDNAと戦おうなどとは思わんので、一つ目の玄室を開けて修行。怖いのでLATUMAPIC*2はかけておく。
どん(←扉を蹴り開ける音)
1 MAELIFIC(1)
2 POISON GIANTS(2)
2 WILL O' WISPS(2)
ばたん(←扉を閉める音)*3
フィオナ「……いくらなんでも、むり」
ユウ「今のレベルじゃ勝てんな。MAELIFICがいなきゃ、まだなんとかなるんだが*4」
アーネスト「次行くぞ次。修行といっても全滅したら元も子もない」
どん。再びドアを蹴り開け*5、FROST GIANTやWILL O' WISP、POISON GIANTに狙いを絞って修行。それでも不意打ちを食らったり逃げ損ねたりして打撃を受ける事もしばしば。喜び数回、悲鳴十数回。どうにか全員レベル13まで育て上げた。この間BLADE CUSINART*6を二本入手したので、アーネストとガウェインに持たせる。FIGHTERとLORDにはこれで最強武器が手に入ったので、多少は探索が楽になるかな。
地下十階〜豪運エルフ
レベル13にしてHP100となったELFのPRIEST*9、トリーシャがめでたくKADORTO*10とMALIKTO*11を覚え、BISHOPにクラスチェンジ。これで迷宮内でもアイテムの識別が出来、即座に装備できるようになる。早速十階で戦闘し、DRAGON ZOMBEを倒して?ARMORを入手。その場でキャンプ*12を張り、記念すべき初識別。
トリーシャ「あ、識別できたんだよー」
ユウ「一発か。やるじゃないか」
フィオナ「……モノは何?」
トリーシャ「ARMORofLORDS なんだよー」
ユウ「へぇ──って、何ィィィィィィ!?」
フィオナ「……どこまで強運なんだろう、この子」
幸運にもいきなり三種の神器の一つを入手。一気に強化されるアーネスト。BLADE CUSINARTももう一本見つかり、ユウがやっとSWORDofSLASHINGからランクアップ。SHIELDofDEFENSE*13も二つ見つかり、余程の敵でない限り危なげなく勝てる戦力は整った。
*1:原文は平仮名とカタカナ
*2:敵の正体を判別させる
*3:「RUN」
*4:WILL O' WISPの攻撃力は低いし、POISON GIANTはMAKANITOで一掃できる。MAELFICは7レベルMスペルに加え毒、麻痺、ドレイン3レベルの攻撃をしてくる
*5:Wizの逃走は8割方成功し、一歩後退する。扉を開けて出てくる敵、いわゆるルームガーダーは逃げてもう一度扉を開け直すと別のが出てくる
*6:カシナートの剣。原文はBLADE CUSINART'。「ミキサー型の変な武器」説があるが、不確定名が?SWORDなので、ここではイメージ的にもう一方の「名匠カシナートが鍛えた長剣」説をとりたい。事実がどうあれ。相当品ルールは偉大だ
*7:HPが81固定なのでブレスのダメージも40固定
*8:トリーシャはELFのPRIESTのくせに、レベル13でHPが100を越えた
*9:他にもブレスは抵抗しやすいし魔法もダメージ控えめになるしで、個人単位ではまったく危険に陥らない
*10:死や灰の状態の仲間をHP全快で蘇生させる
*11:敵全体に12〜72のダメージ
*12:迷宮の探索中、アイテム整理や呪文を用いての体力回復、座標確認等のチェックをする時、開くメニュー画面。要するにコマンド選択。この時、キャラクターは「キャンプ」と呼ばれる簡易結界を張っているらしい
*13:まもりのたて。SHIELD+3